2018
10.23

災害時停電時に役立つキャンプグッズの備え

災害情報

 

2018年の9月は、日本を縦断する台風が日本中に被害を広めました。

ニュースなどでご覧になった方、また被災された方もおられると思います。

私の住む大阪では、これまで台風による大きな被害に見舞われることが少なく、私自身もそれほど台風に対して防災の意識を高めることはありませんでした。

 

しかし、およそ12時間の停電と断水に見舞われました。

「すぐに復旧するだろう」と思っていたのですが、12時間の停電は、初めての経験でした。

 

ですが、キャンプグッズは揃いに揃っていたので、停電にも、まだ暑さの残る日中もそこそこに過ごすことができました。

 

このような経験を元に、使える役立つキャンプグッズ「これだけは家の中に保管しといた方がいいよ」的なものも含め、ご紹介していきたいと思います。

1.災害に役立つ水グッズ

最低限必要なものの1つである「お水」は欠かせません。

飲み水としてだけでなく、生活用水としても必要最低限保有していたいものです。

災害時には即座に断水になる場合があります。

そんな時にも使える水グッズをご紹介します。

1.ウォータージャグ

キャンプアイテムとしてウォータージャグは欠かせないアイテムです。

飲み水や調理に使う用など、2つ保有している方も多いと思います。

災害時に断水になった際、給水車の場所まで重たいジャグを運ぶわけにはいきません。

コンパクト収納ができるジャバラタイプのものを1つ自宅に保管しておくと便利です。

2.凍らせたペットボトル

キャンプの際にクーラーボックスに保冷剤代わりとして入れるために、我が家では凍らせたペットボトルが数本あります。

夏の暑い時期であれば、停電していても身体を冷やすことができるので、とても便利です。

実際、停電時まだ蒸し暑さが残っていましたが、冷凍ペットボトルを数本用意していたので、家族分使うことができました。

溶けてしまえば、生活用水にもなりますし、懐中電灯の光を拡散しより明るく照らすことができます。

3.携帯用アウトドア浄水器

意外にもキャンプ時にも役立つのですが、飲み水が乏しくなってきた時に川の水や炊事場のお水でも、携帯用の浄水器があれば飲むことができるので、登山やキャンプ愛好家の中でもおススメのアイテムの1つです。

緊急時の飲み水確保に役立ちます。

4.ウォーターサーバー

断水時に非常に助かるのがウォーターサーバーです。

我が家は断水にはなりませんでしたが、隣の町に住む母の家は断水に見舞われ、ウォーターサーバーの水を届けに行きました。

停電していたのでお湯や冷水は無理でしたが、電源が入ってなくてもレバーをひねると水が出るので、置いてて良かったな〜と思うアイテムでした。

ウォーターサーバーは、水を常に保管しておかないといけないのが嫌だという意見も聞きますが、蛇口から直接吸水する浄水型のタンクのサーバーもあるので、検討してみる価値はあると思います。

2.災害時の女性の便利グッズ

災害時、女性の方ならではの様々な困りごとがあると思います。

避難場所へ移動しなければならない時、あると便利なグッズをまとめてみました。

1.ひざ掛け(ブランケット)

避難所などでは、学校の体育館などを利用することも多く、床が冷たかったり暖をとることが難しい場面があります。

キャンプ用品のアイテムとして、夜になると急に温度が低くなり肌寒く感じる時に重宝するブランケットなど、用意していると思います。

さっと持って出られるサイズのものを1つ用意しておくと便利です。

2.簡易トイレ

広めのオートキャンプ場などでは常設トイレから遠いこともあり、子ども用に非常用トイレとして使用したことがあります。

自宅などで完全に断水してしまった場合など、外の簡易トイレなどを使うのに抵抗がありがちな女性の方には、あると嬉しいアイテムです。

3.サランラップ

断水していると、食器を洗う水も不足します。

サランラップを丸めてスポンジ代わりにしたり、紙皿に敷いておけば汚れが付かず紙皿を再利用できます。

キャンプでの調理の際、洗う手間が省けるので、良くこの方法を使います。

他にも保湿性があることから、身体に巻いて防寒対策にも役立ちます。

4.マスク

実は私、花粉症なので、キャンプ地で花粉に負けてしまうことも多々あります。

なので、必ずマスクを一箱入れています。

地震などの災害時の埃などの予防に、また避難所での感染予防にも便利です。

5.カイロ

急な寒さ対策に一箱詰め込んでいます。

日中は暖かくでも、夜になると冷え込む山でのキャンプ時に役立つアイテムです。

キャンパーが良く使っているハクキンカイロなどもありますが、ベンジンを使うタイプなので匂いが多少あることと可燃性であることから、使い捨てカイロの方が安全です。

3.赤ちゃん対策

小さなお子さんが居られる方にとって、災害時は本当に困ることがたくさんあります。

なるべく快適に過ごさせてあげたいですよね。

キャンプアイテムで活用できるものをご紹介いたします。

1.タオルケット

夏場の寝具に重宝するのがタオルケット。

お昼寝タイムや、就寝時にも活用できて夏布団のようにかさばらないので、持ち運びも便利です。

避難所などの硬い床でも、折りたたんで敷布団代わりにできます。

2.医薬品セット

爪切り、綿棒、体温計やバンドエイド、アルコールスプレーなど常備しているセットも役立ちます。

急な発熱用に冷えピタなどを入れておくと便利です。

3.折りたたみバケツ

キャンプでの必須アイテムの1つでもあるバケツ。

かさばるので、折りたためるタイプがオススメです。

何かと役立つので、我が家ではキャンプ用に3つほど保有しています。

赤ちゃんのお尻洗いなど、ちょっとしたものを洗う時にもあると絶対便利なグッズです。

4.ワンタッチテント

キャンプ地で子供たちがキャンプごっこをしたり、お昼寝用にあると便利なワンタッチテント。

避難所でプライバシーの無い状況は、ストレスを感じることも多々あり、ちょっとした囲いを作ることでお子さんの不安を緩和してあげることができます。

オムツ替えや、授乳の際にも役立ちますよ♪

5.充電式ポータブル扇風機

今、女子高生の間で流行っているらしいポータブル扇風機。

先日行ったキャンプで、たまたま娘が持っていたのを拝借したのですが、火を起こすのに使える!と発見しました。

暑さが残る時期だと、体温調節がしにくい赤ちゃんに優しい風を送ってあげることもできます。

4.あると便利なグッズ

その他、キャンプ用品で災害時にあると便利なグッズを一気にご紹介していきます!

1.養生・布テープ・マジック

キャンプサイトでマストアイテムなのが、養生テーブや布テープ。

何かと使うシーンが出て来るので、必ずツールボックスに入っています。

マジックは、紙コップなどを使う際にも誰の物か分からなくなるので、名前を書く用に一緒に入れています。

名札代わりに名前と年齢、血液型を書いておくなど、非常時にも使えます。

 

2.サバイバルシート

簡易タイプの寝袋はコンパクトに収まるので、キャンプ地での非常用として持っておくと便利です。

暖をとることができない状況でも、薄くても保温効果が高いのでブランケット代わりに使えます。

3.ランタン・ライト関連

前述の通り、我が家でも停電を経験し、全く灯りのない中での生活はとても不安でした。

キャンプ用のランタンやライト類を片っ端から出して、とにかく置きまくりました。

お陰さまで非常時とは思えないほど明るくなり、快適に過ごすことができました。

キャンプから帰ったあとは、電池の残量のチェックや予備の電池を入れておくことも忘れずに!

 

4.ポータブル充電器

 

とにかくスマホ命の家族ですので、1人1台ポータブル充電器を持っています。

キャンプに行くと写真を撮りまくるので、すぐに電池が無くなります…(汗)

非常時の連絡手段が電池切れとなっては困ります。

常に充電器自体も充電しておくこと、2回3回充電できるタイプなどもあるので、家族で1台あれば十分です。

 

6.耳栓・アイマスク・空気枕(快眠グッズ)

キャンプサイトでテントで寝ていると、結構色んな虫が鳴いていたり、周りの音が気になって眠れないこともあります。

そんなキャンプ地で眠れない時などに便利なのが、快眠グッズのトラベルセット。

避難所などで周りが気になって眠れない時にも役立ちます。

 

7.グランドシート(ブルーシート)

 

キャンプのテント下に敷くグランドシート。

ブルーシートでも代用できるので、これもマストアイテムの一つです。

分厚い素材なので、災害時避難所での床に敷くのもあり、家屋の破損部分にもすぐ応急的に使うことができます。

実際、先日の台風被害でもブルーシートはすぐに品切れになっていました。

 

8.カセットコンロ

 

ライフラインの 1つ、ガスが止まってしまうこともあります。

カセットコンロを常備しておくと、災害時に困ること無く食事を摂ることができます。

予備のガスボンベもしっかりと保管しておいてくださいね。

 

9.食料品(水パスタ・ラーメン・レトルトごはん)

キャンプの非常食として、レトルトご飯やラーメンなどを入れています。

ガスが使えない時、カセットコンロが無い!またはガスボンベが無い!という時は、水で調理する他ありません。

実は、警視庁警備部災害対策課 公式Twitterでも、水で調理できる方法を紹介しています。

レトルトご飯についてもサトウ食品ホームページにて、停電時・停電かつ断水時の調理方法を紹介しています。

10.レインコート

 

キャンプ地では急な天候の変化もあるので、レインコートもマストアイテムです。

災害時には、防寒着としても使えます。

100均のものでも、何でも代用できます。

できればキャンプ時にも家族分用意しておくと便利です。

5.災害グッズ一覧

その他、災害グッズは常に常備しておくこと、これは皆さんに常に身近に感じておいて欲しいと思います。

キャンプ用品で代用できるもの以外で、用意しておくべきものについてご紹介します。

<非常持出し品袋>(リュック型の背負えるタイプ)

・ヘルメット(防災ずきん)

・手袋(軍手)

・携帯ラジオ

・ウェットティッシュ

・ビニール袋

・使い捨て下着(おむつ)

・非常食(飴・チョコレートやカロリーメイト等保存の効くもの)

・免許証、保険証のコピー

・ホイッスル(笛)

・ロープ(10m程度)

・処方箋などの控え(常備薬)

・その他個人的に必要なもののスペア

 

6.まとめ

私自身、人ごとと思っていた災害を目の前にし、自然には無力だと実感しました。

ですが、キャンプでは日常便利に使えているものが無い状態で過ごすので、ライフラインが断絶しても、家にあるキャンプ用品で「数日くらいは過ごせる」と感じました。

キャンプ用品あって助かったよね!と家族で話していました。

みなさんも是非、万が一に備え、参考にしていただければと思います。

 

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